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2019.06.07

福島の浜通りへ

沖縄県技術士会の福島研修に参加しました。
1日目は、福島第1原発の廃炉作業状況について東京電力より説明を受けました。
事故の要因として「安全意識」、「技術力」、「対話力」が不足し、事前の備えが出来なかったこと、
振り返れば対応できた機会があったのに見逃したこと、自然現象への想像力が欠落していたこと等。
他人事ではなく、悔しく、やりきれない気持ちになります。
安全とは容易に創出できないことを実感しました。

実際に原発内へも立ち入ることが出来ました。まだまだ、廃炉作業に時間を要しますが、着実に前進しています。

福島第一の3号幾建屋側部

2日目は、福島県庁職員の方に、相馬市、南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町を案内頂きました。
放射線の被爆量についての説明を受け、実際に放射線測定器を持ち、移動時の測定値の変動を確認しました。
写真は、津波の被害を受けた請戸小学校です。先生方の的確な判断により、犠牲者を出さなかったそうです。

 
請戸小学校

周辺地区の住民の一部は、車での避難時に立ち往生し、津波の犠牲者になったと聞きました。
要因として、橋台位置の沈下による段差により、車両通行できず渋滞が発生したことです。

  

帰還困難区域へも立入り、事故直後から取り残された福祉施設、人々の生活を失った住居地区、果てしないフレコンバック、その状況下でも除染作業を行い、着実に復興に向けて歩んでいます。

事故直後、混乱の最中、決死の覚悟で原発事故拡大を防ぐことに尽力した方々の行動についてもお聞きすることが出来ました。自分なら、どうだったのか。


今回の研修開催頂いた東京電力様、福島県の佐々木様、お世話になった双葉屋旅館様、ホテルみなとや様

有難うございました。今後も、福島県の復興への歩みを応援しています。

スタッフ 福地

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